【Hot Topics】樹木葬で人気の主な樹木種
- H.Nakamura
- 3月17日
- 読了時間: 4分
前回のコラムでは、「樹木葬」についての基礎知識を学び、樹木葬についてだいぶ理解を深めることができました。
さて、今回は樹木葬で「人気の樹木」についてリサーチを行いましたので、みなさまに情報共有させてもらいます。
樹木葬を検討される機会がございましたら、
ぜひ前回コラムとあわせてご覧いただけると幸いです。

樹木葬で人気の主な樹木種
◎故人が好きだった木
まず第一に挙げられるのは、故人が好きだった木です。
施設によっては持ち込んだ樹木を植えることができます。そのような施設では故人の好きだった木をシンボルツリーとして植えることができます。
また、訪れる人になじみ深い木という選択肢もありそうです。
いずれにしても、生前にどの樹木をシンボルツリーとして植えるかを家族で話し合って、植樹の準備ができているのがベストですね。
◎一年中緑が美しい常緑樹
樹木葬の木として選ばれる樹木は、1年中緑が美しい常緑樹であることも理由として挙げられます。
樹木葬の墓地では故人や墓参りに来た人々が、明るい雰囲気の中で過ごせる様に空間をつくっているところが多く見られるのです。そのため、花が咲く樹木だけに限らず、緑の葉が美しい常緑樹をシンボルツリーとなる樹木として選ぶこともあります。
◎輪廻転生を連想させる落葉樹
樹木葬の木として選ばれる樹木には、輪廻転生を連想させる落葉樹を用いることもあります。常緑樹とは反対に落葉樹は、冬になれば葉が枯れて落ちてしまいます。
一見寂しい印象を与える落葉樹ですが、樹木葬で取り扱うのはむしろこれを良いイメージとして捉えている方もいるからでしょう。
落葉樹は冬に葉が落ちても春になれば芽吹き、夏には常緑樹に負けない程の緑が生い茂ります。その様子がまるで輪廻転生の様だと捉える方もいることから、樹木葬では落葉樹をシンボルツリーとすることもあります。
1:桜
樹木葬で人気のある樹木です。桜は日本人にとってなじみ深い樹木と言えます。
桜の花が散る様からはかなさを連想させることもあり、日本人の死生観がよく表れています。
ちなみに、桜の木を使った樹木葬は「桜葬」とも呼ばれています。

2:ハナミズキ
街路樹や庭木にもなるハナミズキは、桜と同様に人気のある樹木です。
桜ほど大きくは成長しませんが、春には花が咲き、そのなじみ深い様から人々に好まれています。
春には花を付け、秋には紅葉が楽しめます。
高さは5メートルほどなので、樹木葬で扱いやすい木といえます。

3:ヤマツツジ
ヤマツツジは成長しても4メートルほどの低木で、大きくなりすぎないため、樹木葬でよく選ばれます。半落葉樹の低木で、桜ほど大きくならないため扱いやすいとされています。
また、赤やピンクなどの美しい花が咲くなどの理由から街路樹としても扱われているため、なじみの深い樹木でもあります。
4月から6月頃には花が咲き、目に鮮やかです。

4:サルスベリ
サルスベリは真夏の暑さの中で花を咲かせる樹木になります。また花の時期も長く、夏から秋にかけて咲き続けます。
花の色は白や紫、紅など色とりどりで、お墓の雰囲気が明るくなり樹木葬に適しています。

5:クスノキ
クスノキは花が咲かない常緑樹です。常緑樹は葉が生い茂り、生命力溢れた姿が魅力的です。
そのため、墓地の雰囲気を明るくするには良い樹木で人気があります。

6:カエデ/モミジ
もみじは日本の秋を感じさせてくれる樹木で、桜と同様に高い人気があります。
夏は緑の葉が、秋は紅葉とお墓を明るい雰囲気にしてくれるため、樹木葬の木としても適しています。

7.ウメモドキ
ウメモドキは5〜6月頃にかけて花が咲き、秋には赤い実が鑑賞できます。このウメモドキは生け花や盆栽として使われることがある樹木であるため、なじみ深い樹木と言えます。
また秋に色づくウメモドキの赤い実は、野鳥が好んで食べるものでもあります。
そのため、花だけでなく鳥も好きな人はウメモドキを植えると良いでしょう。

8.エゾアジサイ
梅雨の時期に咲き誇る色とりどりの花が魅力となっています。桜と同様に昔からあるなじみ深い樹木として、樹木葬でも好まれている樹木と言えます。
落葉広葉樹であり、2メートル以上成長しません。

以上、樹木葬で人気の主な樹木種をご紹介いたしました。
樹木葬をご検討される際にご参考にしていただけると幸いです。
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